2014/03/13

ブリキカツ

雪解けと共にいろんなモノが芽吹く春。
見せかけは小さな芽だが、
その下には長い冬を耐えた太い根っこがある。
正にこれがホンモノだ。
見せかけと言えば・・その昔、
薄い豚肉を極厚の衣で揚げたモノがあった。
「ブリキ板並の薄っぺらなトンカツ」という事から
ブリキカツとよんでいた。
期待通りの見事な薄っぺらぺら感に、
「いつか本物のトンカツを食ってやる」
という夢を抱いた少年時代でありました。

虚像が崩れ、薄っぺらな実像を垣間みる。
過ぎ去った時の中に、
ブリキカツ事象を多く観てきた気がする。
いい加減飽きたな、ブリキカツは。