2015/09/06

駄理

バショウを植えたのは三年前だったと思う。
当時は腰くらいの高さだった苗も、
今年は見上げる程の大木に成長し、
親株の周囲には沢山の子株が葉を繁らせている。


先日は激しい風が長時間吹き、
バショウの株全体を揺さぶり続けた。
親株の葉は観るも無惨に引き裂かれたが、
子株は全くの無傷で済んだ。
無駄に背の高いのも考えものだ・・
という解釈もできなくはないが、
親株の葉は裂ける事で風をやり過ごし、
子株への風当たりを弱めた・・と
考える方がにかなっている。
・・・
2010年頃から、ずっと頭から離れない
「 無駄 」という言葉。
特に「駄」と対峙する文字を探し続けてきたが、
昨日やっと巡り会う事ができた。
それは「 理 」だ 。
料理・調理・理解・理屈・理不尽・無理  etc.
あの「 理 」だ。

「道理」を無視すると「無駄」な結果を招く。
無駄な結果になった筋道を遡れば、
「 成る程、どおりで無駄になった訳だ 」と理解できる。
・・・
バショウのお陰で「無駄の細道」の終点が見えた。
有り難いことだ。



2015/09/03

防災の日だった

9月1日は防災の日。
あの雷雨の中、生中継を観ました。
ひたすら保身に徹する語り、
防災は「理解力」の有無にかかっている!
という通説を繰り返し強調していました。
実に興味深い記者会見でした。


数々の珍しいデザインルールも知る事ができ、
すごく勉強になりました。
さらに、自分もクリエーターに成れる !!
などと妙な自信も湧いてきました。


さてと・・・、
仕切り直し皆無の、おまったなしの件・・
「東京指相撲」の開催希望ポスターを試作りまった。
泥は塗るけど、絶対手は汚さない。
清潔な千秋楽指相撲をイメージしまった。


ヒマなので、生中継で学習した事を元に、
拙い挨拶文案を作りまった。
後半部分をメインに抜粋掲載しまった。

ご 挨 拶 (案)

心は態に宿り、態は体に現れ、そして技は指先に現れる。
「心・技・体」の総合格闘技、それが「指相撲」
さて、この度・・・・・・・・。
(中略)
無名デザイナー制作の「指相撲ポスター」の原案修正案の
改良案の試作案が完成致しましたのでご疲労致します。
なお、制作意図並びに制作過程につきましては、
別冊「おやゆび物語」p.2,020に記載致しましたので、・・
( 中略 )
デザイン音痴な一般国民の方々のご理解・ご賛同を
戴けるのか甚だ疑問ではありますが、
伝統ある指相撲の普及、世界平和・小遣い値上げを願い、
誠心誠意のおもてなし精神を込めて、
未熟ではありますが尽力した次第です。
今後共、皆様のご声援にお応えできるよう最善の努力を
致す所存ですので、更なる協賛金出資の程、
よろ、お願い申し上げます。
なお、ご指導・もの言い・ご苦情の類いは、
受付力士不在ですので謹んでご辞退申し上げます。

るる深まり行く秋・・
行楽の秋・貪欲の秋・魅惑ヴォィスの八代亜紀・・
様々な秋の色が織りなす美しい国、日本。
天抜ける様な秋空の下、
キャーキャー・わーわー、
化粧回しを忘れ、我を忘れて無我夢中、
一般国民も特別国民も皆同じ土俵に
凛として立つ。
会場にいる全ての者が、参加力士だ。
当然、行司も裸だ。これぞ裸の付き合い。
お隣同士が緊張の面持ちで手を組む。
静まり返る旧国立競技場跡地。
・・・
呼び出し・駄助の声が響く。
制限時間一杯、おまったなし。
「はっけよぉ〜い・のこったっあ !」
軍配が返り、クネクネと動き出す親指たち。
「のこった、こった、こった・・」
おのれの全身全霊を込め、
繰り出される華麗なる技、技、技・・。

闘いは無心で有れ、と力士達は努める。
が、自然と視界に入るのは、
過去の対戦で負わされた爪傷の数々。
腱鞘炎に苛まされ、
出場断念かと危ぶまれた事もあった。
脳裏に蘇るこれまでの苦難。
辛く、遠い道程だった。

絶え間なく吹き出す汗・・。
ひとしずくが手の甲に落ちた。
急激に弛緩する指達。
闘いは終わった。

全力を尽くした力士達に、
健闘を讃え合う言葉などいらない。
親指を天高くかざしグッド・ジョブ!!


ただ、ただそれだけだ。
勝敗やメダルなんて、元々どうでも良いのだ。
心地よい秋風が、燃え尽きた心と体を癒す。
「四年後、また会おう」
「 O K 」
OKサインを作る指たちを
夕陽が黄金色に染めあげていく・・。

これぞ親指の祭典、東京指相撲。
美しいではあ〜りませんか。

( 中略 )

この度のあの件その件、
そしてこの件に関しましては、過分なるご理解を戴き
関係者一同こころより厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
末筆ながら、一般国民の皆様の末永いご繁栄と
ご多幸を祈念痛しまして、結びの一番と致します。

             ごっつぁんです。

        東京指相撲協会臨時理事
          親指親方(元・駄力山)

・・・
あ〜、疲れた。
自分でやる気は全く無いけど、
イベントの企画運営って結構大変そうだな。
くだらないモノだと尚更に・・。

2015/08/29

駄目貨

ある意味で印象深い、歴史に残るイベントだから、
もちろん記念硬貨が出るはずだ。
知恵は無いけどゼニっこはある。
太っ腹なところをアピールするには、
この際、一円銀貨が妥当だと思う。
デザインなんて二の次、
材質感と財力感を最優先すべきだ。
これぞ全世界が真似のできない、
いや、真似気を削ぐマネーだ。

高級一円記念銀貨 !!

五円玉を圧倒するお上品な輝き、
万札を嘲笑うこの重量感・・。
美しい無駄力だと思うのだが、
駄目かな・・。




追記だけど、
サックスを発明したのは、
ベルギー人のアドルフ・サックスさんだ。
文化レベルの高いお国柄なので、
独創的なモノが産まれるのは当然なんだろう。
見習いたいよね。

2015/08/28

秋っぽい

蝉の声が衰え始め、
コオロギ達が元気になってきた。


秋には秋の楽しみがある。



2015/08/11

夏の庭

茹だる様な暑さも、そろそろ峠に差し掛かった。
夏の庭のお陰で、
今年も充実した時間を過ごす事ができた。
ほんとに、ありがたい事だ。


枝豆・ジャガイモ・ナス・キュウリ・・etc.
どれも上出来だったが、差し上げた方々が
口々に褒めていた、大玉トマトとスイカは誇らしいな。
来年は、更に褒められる様な夏野菜を作りたい・・
などと、戴いた今半のすき焼き丼を食べながら、


これ又、戴いた教科書を眺めた夏の午後。

「旨いな今半、12時半 」


楽しさ満載の夏の庭。
ごちそうsummer、夏の庭。

2015/07/30

日毎に大きくなる蝉の声。
夏の工作を盛り上げる最高のBGMだ。




こりゃ、どちらかが盗作だな。
ごちゃごちゃ言い訳してないで、
作り直せばいいのに、プロなんだから。
参加する事に意義がある! という訳で、
東京ユビリンピックのエンブレム、
勝手に試作りまった。
種目の多いオリンピックは白紙撤回、
指相撲一種目の大会にすれば、
何時でも何処でもどなたでも参加できる。
何より低予算だ。
あ、ダメか・・儲からないか。撤回、撤回。


誰が決めた訳でもないのに、
伝統工芸品や土産物の影響だろうか、
「金銀赤黒」が和風定色になっている。
お上品な感じで、無難と言えば無難だが・・。
クールジャパンなんだよねぇ・・確か・・。
がんばれ!! クリエーター。
四季を通して、日本は実に色彩豊かな国だ。



2015/07/07

マジすか?


これは素晴らしい大発見です。
・・・
おじさんも頑張って描いてみました。
マジスカ ?
はい、ナス科です。
他にも、ピーマン・ジャガイモ・トマトなどがナス科です。
なお、スイカはプリペイド型電子マネーに属します。

2015/06/30

スイカアルバム

6月25日のスイカちゃん。


そして、今朝のスイカちゃん。
タヒチという品種だけにガングロモード。
黒くなってきたな、大分・・。


大分と言えば・・オ〜イタッ・・
痛々しいサギ事件発生 !!


シラサギと言えば、白詐欺カボチャ・・
その名も白雪姫。
田舎の姫君とは言え、姫は姫なので
どことなく気品がある感じがすっぺ ?
ん〜・・ダマされ感もあるわね・・。


こちらは田舎のプリンス、栗カボチャ。


黄色いスイカ王子もお健やかに成長中。


スイカ宮殿全景


収穫が済むまで待って欲しいなぁ、噴火。


7月半ば位から、
黄色いコダマスイカが穫れ始めた。
ドンドン穫れるし、とにかく甘い !!
・・・
8月12日 
朝4時に大玉スイカ・タヒチの7個目を収穫。
完成度が高いので、朝一番に親戚へお届け。
好評、好評。
・・・
8月13日
調子に乗って8個目を収穫。






2015/06/24

梅雨の楽しみ

梅雨時の楽しみ、梅干し作り。
昨年よりも多めに漬ける事にしたので、
大きめの容器を用意した。

下準備用のタライとホーロー容器。

その昔、ドリフのコントでお馴染みだった「かなだらい」。
今では樹脂系のモノに駆逐されてしまい、
田舎でも殆んど見掛けない代物だ。
火に強く、丈夫で用途も広い。
絶滅するのには惜しい優れた国産品だ。


明日から、焼酎片手に成長を楽しみたい。

2015/06/14

濃 厚


機能性に優れたジューサーを戴いた。
早速、果物を片っ端からジュースにした。
調子に乗って、アイスクリームも作った。
稼働中は静かだし、後始末も簡単。
とにかく味が濃厚。
豆腐作りにも活躍しそうだ。
ありがとう!! 大切に使わせて戴きます。


「濃い」と言えば、
最近、ウズラの卵の模様が濃くなった。
黄身も濃いような気がする。


昔作った工作品の動画が出てきた。
濃厚なやる気が懐かしい。




2015/06/02

梅雨だから

予報によると暑さも今日あたり迄とかで、
確かに夕刻には雲行きが怪しくなってきた。
このまま梅雨入りとなれば、
駄園作業も草取りや害虫取り位になり、
いよいよ工作シーズンの到来だ。
ダラダラと制作してみたい。
・・・
もちろん、駄ックス練習もしたい。
練習中の津軽海峡を渡り切ったら、
遥々来たぜ函館とか、霧の摩周湖や襟裳岬、
知床旅情なども練習してみたいん駄な、梅雨だから。



2015/05/27

真夏日



この数日、真夏の様な暑さだ。
インドの熱波に比べれば大したことは無いが、
それでも屋外での作業には結構キツイ。
てな訳で、休憩を兼ねて駄ックスの練習。
暑いので「お寒い曲」を吹いてみたい。



2015/05/15

イトトンボ


今年初のイトトンボ。
アオイトか、セスジイトトンボか
よく解らないが、とにかく奇麗だ。


メダカの稚魚が姿を見せ始めたし、
ツチガエルも一日中鳴いている。


2015/05/13

願うのだ

立派な晴天。
紫外線が無闇に強いので、
日暮れを待って野菜の苗植えだ。
元気に育って 星。



2015/05/11

天下の件

地震・台風、噴火・原発。
何とも気になる、
あの件この件、天下の件。


重要な件(野菜の苗植え)は、
念のために台風が過ぎてからにする。
てな訳で、
さほど重要でもないアルト駄ックスの練習。


悪天候が予想されるので、
晴天下、ヒヨコ達の日光浴。



2015/05/07

駄ックス三ヶ月目



アルト駄ックスに触れてから三ヶ月。
未だに人様に聴かせる腕前ではないが、
独学の記録として録音しておこう。
いつまで続くかは解らないけど・・。

2015/04/27

新緑の候

五月晴れだ。
駄園作業を早目に済ませ、滝見物に出掛ける。
連休前なので渋滞も人影も無し。
実に清々しい。
帰宅後、新緑に全く相応しくない曲を練習。
秋頃にはもっと上手くなっている予定駄。



2015/04/17

駄園の友 2




寝ぼけた音色が駄園作業の疲れを癒す。

五年前に衝動買いしたまま、
ず〜っと眠っていた楽器。
最近、アルト駄ックスを練習している。
将来的にはチンドン屋になるのが夢。



2015/03/25

2015/03/22

春の訪れ


厳しい寒さに耐えたメダカ達が、
今年も元気に泳ぐ姿を見せている。
水温む季節となったのだ。


小さな鑑賞池の周りの草花も
ちらほら咲き始めた。
春が来たのだ。




2015/03/18

2015/03/10

コマメな人

「豆な人」と書くのは誤りで、
「忠実な人」と書いて「まめなひと」と読むそうだ。
まじめで誠実、労をいとわずによく働く人を指す。
私のように気が利かず億劫がり屋で、
何事も中途半端な人を「だめなひと」という。
感字では「駄豆な小豆人」と書く、たぶん。

コマメな私が、大豆でせっせと作っているモノ・・
それは「駄豆腐」
作って、食べて初めて解る事、
美味しいものは材料費が高いし、手間も隙も掛かる。
ゆえに安い豆腐は怪しい!!   という結論に至る。





2015/02/25

時間ですか



五時に鶏を起こすのが日課だったが、
近頃は鶏に起こされている。
しかも七時過ぎ・・。
まさに春眠なんとやら・・
中途半端に生暖かい陽気だ。

2015/02/05

作業再開


久しぶりにsemimaru 2の作業再開。
ゲェ、二年のブランクだ。
若い時分は倍の大きさを一ヶ月で作ったのだが、
二度目ともなると新鮮味が薄れるので仕方が無い。

蝉 丸 1  1994 年制作
それでも、
今回、完成度を高めたいプロペラやデッキ周り、
ギミックなどは楽しみな工程だ。
・・・
まずは、蝉丸船長の型取りをする。




離型剤を塗り、シリコンゴムを流す。


少し荒っぽいが、鋳込用の型が完成した。


次回は歯車や配線用のパイプの型を作り、
全部まとめて樹脂を流す予定。


調子に乗ってきたので、
明日は小型発電機と水中ポンプの相性を試したい。
鶏くんの温かな眼差しに見守られながら・・・。